ロザムンド・パイクマリ・キュリー
1979年1月27日、イギリス生まれ。2002年に『007/ダイ・アナザー・デイ』でボンドガールに抜擢されスクリーンデビューし、『リバティーン』(04)で英国インディペンデント映画賞助演女優賞を受賞。その後、デヴィッド・フィンチャー監督作『ゴーン・ガール』(14)での演技が話題となりアカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネート。『パーフェクト・ケア』(20)では、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞。その他の出演作に『プライドと偏見』(05)、『サロゲート』(09)、『17歳の肖像』(09)、『タイタンの逆襲』(12)、『アウトロー』(12)、『しあわせはどこにある』(14)、『プライベート・ウォー』(18)、『エンテベ空港の7日間』(18)などがある。
COMMENT
ゆきりぬYouTuber
同じ理系の女性として、この作品に出会えてよかった。
キュリー夫人の男性社会に生きる女性として葛藤する姿がリアルで印象的だった。
現代社会でキャリアや結婚、出産に悩める女性たちにとって非常に勇気を与えてくれると思う。
磯貝初奈フリーアナウンサー
キュリー夫人の才能を真っ直ぐに尊敬し、
その包容力で全てを受け入れていた夫ピエールの温かさが眩しいです。
偉大な研究の影の部分には胸が詰まりましたが、
光を享受している以上、影を直視することも不可欠だと改めて実感しました。
山崎まどかコラムニスト
偉人伝に登場する「キュリー夫人」像を解体するような、
ベル・エポックのパリに生きる女性としてのマリー・キュリーの物語が新鮮!
彼女の信念は闇を照らす光になり、自分や他人を傷つける災いにもなる。
ロザムンド・パイクはそんな情熱的で厄介な女を演じさせると、これ以上ないほど輝く。
奥浜レイラ映画・音楽パーソナリティ
ロザムンド・パイクは近年、演じるべき役柄を意識的に選び世に問う。
ないことにされがちな女性の才能、汚れたものとして秘されがちな野心や欲望を肯定し
「こうであってほしい」と望まれる画一的な女性像を壊す。
演じることで社会を前進させる逞しさ。今作も目が離せなかった。